それは雪の降る日でした。

ふわりと舞うその雪は この世の何よりも透き通った純白で、
その下にすべてを覆い隠すことができるのです。
穏やかな朝日も、 目が眩む夕焼けも、 静かな夜も。

街路樹を彩るイルミネーションは、 その純白を反射して初々しい恋人を祝福していました。
その下で待ちぼうけの彼女や、 時計を確認しながら全力で走る彼氏のことも。

どんな人にも平等に、その聖夜は特別な1日となるのです。


ハッピーメリークリスマス!
2018.12.24-2018.12.28